内装と一体になる家具

代官山 TENOHA 内 office
家具と内装

とある依頼を受け、工房で仲間が奮闘していた。
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ちょ、ちょっと手伝いましょうか?
様子を見かねて思わず、声をかけてしまった、、、ために、
ものすごいたいへんな日々が始まった。
お互いにこんな時、仲間がいるとほんと助かる。
仲間がほたてだけはどうにか形にしているので
現場の納まりを考えながら仕込み作業をした。


完成した状態のほんの一部
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内装になる家具とは、
家具を組み立てながら内装になっていく。
家具の組み立て作業なのか、内装工事なのか、だ。
同じことのようだが、実は作業の進め方が全然違う。
家具は裏から仕事をするし、内装は表に足していく作業だ。
今回の仕事はこれを同時に進めなくてはいけなかった。
そして、内装となる巨大な装置なだけに、
言ってみれば、出来そうで出来ないのだ。
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まずは、十数本の帆立を高さと床のレベルや勾配に合わせてアジャストさせるところから。
他の主な家具パーツは寸法通りに加工と仕込みと塗装まで出来上がっているので、
現場で加工をすることはないが、
調整用のパーツはその都度加工したり、
工房と連携して製作したりと、
すごく大変。
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部分的に組み上げては、出したり引いたりを繰り返す。
壁一辺分を組み上げて、定位置へ押し込む。
一つを作らなければ次が見えてこない。
時間もない。
人が多ければ早くできるというものでもない。
三人で五日間。
この設計士の頭の良さは見事だが、工事は難解だった。

奥のスペースの終わりが見えた頃、
自分のスケジュールに限界がきて残りを任せたので、
最後のデスク周りを見納めることなく、
この全貌を記録できなかった。
自分ならこんなことをしようと思いもしない大胆なプランだった。

最初、声をかけるのを躊躇したが、
おかげで刺激的な二週間を味わわせてもらった。
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# by factorycamp | 2016-04-14 18:54 | 家具のお仕事