小部屋の外壁化粧材と扉には、白樫材を使用するため、新木場材木屋へ行きました。
白樫は主に道具に使われています。 大工道具では、カンナやノミ、金槌の柄などなど、、、。 使用目的を話すと、びっくりされていました。 そうだと思います。 確かに、扉や壁に樫の木で出来たものなど見たことはありません。 それをどうしてまた選んだかと言うと、、 お施主さんが以前うちの工房にお越しくださった際に、 カンナを手にしながら、色をYやRやMなど言いながら たいそう気に入られたので、それなら、いっそう壁や扉を樫で作りましょうということになり、 木を扱う者としても未知なことで、どうなることかと想像に想像し、 きっとすごいものが出来上がると、ワクワクしたのでした。 こちらでは製材もされているので、寸法と量を告げて、材料選びをします。 白樫の無地は扉や枠材にしました。 白樫にはほとんど黒い筋が入っているので、無地よりも質感がでるだろうと思い、 壁にはこちらを選びました。 壁用は大量なので後日、郵送してもらい、今日は扉と枠の材料を製材してもらうことにしました。 列車のような製材機に材を挟み、レールの上を走り、大きなバンドソーでカットしていきます。 非常に重く硬く加工も大変そうだな~と思いながら、材木屋をあとにしました。 ようやくして工房に届いた壁の材料は、仕上がり寸法厚13ミリ、幅150ミリに製材し、 フローリングのようなサネ加工をしました。 完成した壁は、素材に力があるので、無塗装のままの方が良いと思い、 素地でいけるものは素地を残します。 そして、小部屋内はプライベート空間なので、やや暗めで落ち着けるようにしたく、 内壁にはフローリング材のミャンマー産のウォールナット材を使用しました。 ミャンマー産は北米産の品の良さに比べ、やや粗い感じがあることが、 白樫と共通する気がしました。 こちらも無塗装のままが綺麗でした。 今回のメインとした壁がうまくいけたので、あとは家具です。 扉は次回。
by factorycamp
| 2010-10-31 23:30
| お店のお仕事
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