ケフラヴィーク空港から4時間でヘルシンキへ戻ってきた。
大自然から都会へ。 身も心も完全に アイスランドに惹かれてしまったあとの都会ヘルシンキは、 すぐには特別な気持ちになれずにいた。 一夜明けてトラムで郊外へ。 湖畔の町Munkkiniemi 建築家アルヴァ・アアルト自邸 いかにも建築家の自邸というような印象はなく、 堅さや重さがなくて、 淡白でも簡素でもなく、 充実したデザインの統一感や佇まいが、ただただやさしく感じられる。 アアルトのデザインがこういうふうに受けとめられたのは初めてだった。 ちょっと気分が乗ってきたところで、 近所にあるアアルトのスタジオへ 自邸よりスタジオは広く白い。 建築よりインテリアが印象的だ。 テクスチャーの残る白の空間にバーチ材と色彩豊かな明るい家具。 とくに照明器具は素晴らしかった。 アアルトづくしのインテリアがとても心地よく思えた。 もちろん、窓や扉や備品も十分楽しめた。 つい最近までうちの家で使っていたアアルトのテーブルと椅子を、 妹に譲ったのが惜しく思えてきた。 日本では買えないものやビンテージはないかと、アルテックやビンテージショップを散策した。 他にはイッタラのスタジオにも足を運んでみた。 関心のなかったアアルトベースもここでは良く見える。 ガラス製のランプで欲しい物があったが、 飛行機に持って入るのはなかなか難しい代物だったため、 諦めてちょっとしたグラスを買ってヘルシンキへ戻ることにした。 北の国らしく屋外のスケートリンクで初滑り。 ヘルシンキはこじんまりとして、 散歩がてら買い物や食事にそこそこの範囲を歩ける町だ。 寒い季節の寂しい感じもしないし、食べ物はうまい。 初日と昨夜と二度食べたCellaのスモークサーモンは脳に焼き付いたままだ。 旅を振り返ると、 やはりアイスランドの夜の景色が忘れられないのだが、 ヘルシンキの軽くて明るい印象はとてもリラックスができた。 いずれにせよ、冬とか、寒い、というのが一番の思い出。 また訪れるとしても、同じ季節を選ぶのだろう。 そして、アイスランドは旅の続きが待っている。 #
by factorycamp
| 2016-04-02 18:55
| 雑記
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